学研と月刊誌と紙文化

月曜日, 1月 28th, 2013 No Commented

私は今も「学研版学習科学図鑑」を愛読しています。
この図鑑は子供が小学校低学年の頃購入したものです。
昭和55年3月に初版発行し、この本は同60年11月の第8刷発行の一冊です。一冊2500円ですから、比較的高額な図鑑です。

私がよく見るのは、「鳥」「昆虫1」の2冊です。庭に時々見慣れない鳥がやって来ます。
「名前は何だろう」「どこから渡ってくるのだろう」「何を食べるのだろう」と疑問がわくと、直ぐに科学図鑑を広げて調べます。
一番印象に残る小鳥は、晩秋に渡ってきて、早春にロシアに戻るジョウビタキです。
写真ではないですが丁寧な挿絵で描かれ、小鳥の特徴が適切なコメントで書かれています。
「昆虫1」では夏になると庭に飛んでくるトンボについてよく調べます。
大体3種から4種類のトンボがやって来ます。B29のオニヤンマの雄姿を見たいと思うのですが、なかなか出会うことは出来ません。寂しいことです。

科学図鑑にはこのほか「昆虫2」、「野外植物」、「貝・水の動物」、「魚」、「花」の5冊があります。
全7冊です。この科学図鑑を買った理由は、学研のおばちゃんに薦められたからでした。
同じ小学校区に学研の学習雑誌を毎月届けてくれる奥さんがいて、その人がこの科学図鑑は買ってもらっても損はしませんよと説明してくれたからでした。
確かにその通りでした。ただし子供が勉強に使うより、私が興味本位で見ることの方が多かったと思います。

当時学研のおばちゃんが届けていてくれた学習雑誌、正確な名前を忘れましたが、学年ごとの雑誌であったかなと思っています。
学研のホ-ムペイジでその月刊誌を捜してみましたが、すでに廃刊になったのか探し出すことは出来ません。
毎回毎回手の込んだ付録がついていました。
子供たちの考える力を養成するに貢献したに違いないと思っています。
私の個人的な意見としては、学研の学習雑誌は子供たちに教養を付ける意味で効果的であり、もっとどんどん売れてしかるべき種類の雑誌であると思います。
読者が減り廃刊に追い込まれるとはとんでもないことだと思います。

良貨は悪化に駆逐される諺の典型でしょうか、残念なことです。
廃刊したのは仕方がありませんが、手を変え品を変え、新しい切り口の学習雑誌を発行して頂きたいと思っています。
子供たちにわくわく感を与える学習雑誌が無くては日本の文化は発展しません。
学研にはその意味で日本の将来がかかっているわけです。
電子書籍などITを活用した商品が注目されがちですが、紙文化は非常に大切だと感じます。
手触り、匂い、音、紙の厚さ、みなれた優しい字、いつでもどこでも読める、裏表自由自在などが紙文化にはあります。